代表ご挨拶
世に問うて49年
平安時代の書、藤原兼輔著「堤中納言物語」からその名をいただく活伊勢海老料理専門店 中納言は、昭和49年10月、梅田OSホテル地下1階でその第1号店をオープンいたしました。
新しい素材、伊勢海老を使って新しい形態の店をしたいという創業者、堤 清一の熱い想いが 活伊勢海老料理専門店 中納言を生み出したのです。
当時、伊勢海老は高価な食材であり、使える時が限られ、おせち料理や結婚式の折詰などに入っているものというのが一般の認識でした。
それゆえ、伊勢海老を折詰の中からレストランのメインディッシュの主役に引き出したのは中納言であると自負しております。
新鮮な伊勢海老は、活でよし、蒸してよし、焼いてよし、形を変えて新鮮、本当に美味しいのです。
伊勢海老料理専門店としての、中納言の料理は、ほとんどがコース料理となっております。コース料理はひとつの物語。山あり、谷ありと言われますが、中納言の料理は、山である伊勢海老をふんだんに使っているのがその特徴で、その料理は、まさに文字通り、伊勢海老づくし、伊勢海老三昧を堪能していただく料理となっております。
伊勢海老料理を世に問うて49年。お蔭様でたくさんのお客様のご愛顧に支えられてまいりました。
大切な日、人生の節目節目、お友達との会食、特別な日などにご利用いただき、それぞれの思い出づくりのお手伝いをさせていただいてまいりましたことは、本当に大きな喜びであり、感謝の気持ちでいっぱいでございます。
これからの中納言は、伊勢海老という素材を宝として、過去に積み上げてきたものを大切にしつつ、あたらしい未来に向かって、さらに脱皮をしていきます。脱皮を繰り返して成長する伊勢海老のように。
第2創業期を迎え、中納言は、料理、サービス、雰囲気において、守るべきものと、変わらなければならないものを見極め、時代や時流に流されることなく、確かで、堅実、安定経営を目指しながらも、果敢に挑戦を続けてまいります。
代表取締役社長 田上剛大