中納言の伊勢海老
職人という頑なに仕事を見つめる料理人。多数の素材をオールラウンドに極めるのではなく、伊勢海老というただひとつの素材を見つめ、活けで、蒸しで、焼きで、毎日素材の具合を確かめながらその違いを吟味し続ける。変わらぬ味を守り続けることはたやすいことではありません。火加減一つで違う味わいに変わるのもまた然り。その違いと毎日の経験を後進につなぎ続けます。
一言で「ハレの日」と言ってもたくさんあります。私たちはお越しいただいたお客様とご一緒にお祝いできることを励みにしております。想い出のひとコマですから、記念に残るひと時でなくてはなりません。ある時はお孫様の立場で、ある時は親御様の立場でご一緒させていただいております。