ハサミを使えば誰でも簡単!伊勢海老のさばき方|旬やロブスターとの違い・簡単レシピ3選も紹介

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ハサミを使えば誰でも簡単!伊勢海老のさばき方|旬やロブスターとの違い・簡単レシピ3選も紹介

値段が高いイメージの伊勢海老ですが、最近ではふるさと納税・訳アリ商品などで販売されていることもあり、気軽に購入できて人気が高まっています。 しかし、中には「さばくのが大変そう」と購入を躊躇していたり、伊勢海老を検索する時に「ロブスターとどこが違うの?」と疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、伊勢海老の旬や生態、ロブスターとの違いを解説し、伊勢海老のさばき方や美味しい食べ方・簡単レシピ3選もご紹介します。


伊勢海老の旬はいつ?生態や特徴も解説!

伊勢海老ハサミ

伊勢海老の旬や生態を知って、一番美味しい時期を狙いましょう。また、見た目が似ているロブスターとの違いも解説します。

伊勢海老の旬は旨味・甘みが増す秋から冬

伊勢海老は、数種類の甘味成分と2種類の旨味成分を持ち、相乗効果により独特な味わいが堪能できる食材です。 特に旬を迎える時期は、栄養をたっぷり含みさらに美味しくなります。
産地では伊勢海老の産卵期にあたる期間を禁漁にしており、産卵期が終わる9月頃に漁が始まります。 解禁直後は身が痩せている個体も多いため、美味しい伊勢海老に出会うなら秋まで待つのがおすすめです。


伊勢海老は日本近海のみに生息する海老

イセエビ科の海老は太平洋の広い地域に生息しますが、伊勢海老は日本近海〜朝鮮半島・台湾近辺の狭い範囲にしか生息していません。 日本の海では北海道・東北地域を除く全国各地の外海に面した比較的浅い海(磯)の岩礁・サンゴ礁に生息しています。
特にリアス式海岸の近辺は、山・森の栄養を含んだ川が流れ込み、伊勢海老のエサとなる貝類・ウニなどが良く育つため産地として有名です。 国内の漁獲量では、ランキング上位に千葉県・三重県・和歌山県が入り、有名産地として知られています。

見た目が似ていてもロブスターは種類が違う

伊勢海老とロブスターの違いが分からない方も多いのではないでしょうか。 どちらも海底を歩く同じ大型のエビ類ですが、伊勢海老はエビ科、ロブスターはザリガニ科で生物学的には全く違う種類です。 さらに、ロブスターは大きなはさみを持っていますが、伊勢海老にはありません。 一目で見分けるには、はさみの有無を確認すると良いでしょう。
また、どちらも歯ごたえのある食感が魅力ですが、ロブスターの方が筋肉質なため弾力が強くなります。 味は伊勢海老の方が身・ミソともに濃厚で、ロブスターは淡泊な味わいです。 かつて伊勢海老の水揚げ地域は茨城県沖が北限とされていましたが、現在では温暖化の影響により東北で水揚げされたり、漁獲量が減少したりなどの現象が見られています。 生息地域と漁獲時期が限られる伊勢海老は、今後さらに希少価値が高まると予想されます。 伊勢海老が手に入ったら、しっかり美味しさを堪能できる食べ方をしたいですね。

自宅で伊勢海老を食べよう!さばき方と保存方法

伊勢海老ハサミ

頑丈な殻に覆われた伊勢海老は、やみくもにさばくと食べる部分が少なくなってしまうことも。 伊勢海老はポイントを押さえると誰でも簡単にさばけます。

生きた伊勢海老は締めから調理しましょう

生きた伊勢海老は、ヒゲや足を動かしたり尾を跳ねさせたりして暴れるケースがありますが、締めるとさばきやすくなります。 締めるには、氷水を使う方法が一番簡単でおすすめです。

1.伊勢海老の体がすっぽり収まる大きさのボール・鍋に氷水を作る
2.伊勢海老を約15分沈める

さらに、ふんどしと呼ばれる急所に包丁で切り込みを入れ、伊勢海老の頭を上にして血抜きをすると、生臭さを抑えられます。

初心者でも簡単!ハサミを使ったさばき方

伊勢海老は包丁だけでさばくより、ハサミも合わせて使うと簡単です。

【殻から身を外すさばき方】
1.伊勢海老の頭と胴体を繋ぐ境目に包丁を入れ、頭に沿ってグルっと切れ目を入れる
2.頭と胴体を持ち、捻りながら引っ張り外す
3.胴体の腹側から殻と身の間にキッチンバサミを少しずつ入れながら、背と腹の殻を切り分ける
4.腹側の殻を持ち、尾に向かってゆっくり剥がす
5.背側の殻と身の間にスプーンを入れ、滑らせるように殻を剥がす
6.包丁やキッチンバサミで尾を切り落とし、背ワタを取り除く

伊勢海老の身を包む表面の赤く薄い皮は食べられますが、手や骨抜きを使ってとると口当たりが良くなります。 刺身にする場合は、身を一口大に切って氷水に入れて軽く洗うとプリプリとした食感を引き出せますよ。

【縦半分にするさばき方】
1.伊勢海老の腹側の頭と胴体を繋ぐ境目に、包丁で縦に切れ目を入れる
2.包丁で切る場合は、切れ目から尾と頭の方向に向けて一気に下ろす
※ハサミを使う場合は、先に切れ目から殻だけを切り、後から包丁で身を半分にします

伊勢海老を縦半分にする時は万能包丁でも可能ですが、魚切り包丁を使うと力を入れやすいのでおすすめです。 また、軍手やタオルを用意しておくと頭・胴体をしっかり持てますよ。


伊勢海老の美味しさをキープできる保存方法

たくさん手に入ったら、一度に食べきれない場合もありますよね。 活きが良い伊勢海老は1日程度なら生きたまま保存可能ですが、環境の変化に弱く味が落ちやすくなるため避けるのが無難です。
伊勢海老を上手に保存して、後からでも美味しく食べましょう。

1.伊勢海老表面の汚れをしっかり洗い落す
2.ラップで何重にも巻くか、濡れた新聞紙で包んでからラップを巻く
3.冷蔵や冷凍用の保存袋に入れる

冷蔵庫の中にスペースがあるなら、水を張った容器に伊勢海老を入れて容器ごと冷凍する方法もあります。 伊勢海老を美味しく保存するには、空気をしっかり遮断することが美味しさをキープするコツです。

伊勢海老は冷蔵なら数日、冷凍なら20日〜1か月程度の保存が可能ですが、必ず加熱調理して食べるようにしてください。 保存方法は、カニやほかのエビにも応用できますよ。 伊勢海老は頭や足・殻からもしっかり出汁が取れますから、捨てずに料理に活用しましょう。

伊勢海老は生食と加熱調理どちらで味わう?調理別の魅力

伊勢海老ハサミ

伊勢海老は食べ方のバリエーションが豊富な万能食材で、一番美味しい食べ方をしたいと思う方も多いのではないでしょうか。 ここでは、調理別の魅力をご紹介します。

刺身は新鮮な伊勢海老ならではの贅沢さを楽しめる

刺身は、新鮮な伊勢海老でしか味わえない食べ方で、プリプリの歯ごたえからトロミのある舌触りへ変わる食感の違いを楽しめます。 水分を多く含むため、加熱するよりも甘味は少なめです。

ボイル・蒸しは甘味と歯ごたえを楽しめる

ボイル・蒸しは、身に含まれるタンパク質が固まることで、海老特有の弾力がある食感になります。 蒸しは、ボイルのように茹で汁に旨味が溶け出しにくく、旨味・甘味もキープできます。


焼きは凝縮した旨味が楽しめる

焼きは、水分が適度に蒸発することで旨味・甘味成分が凝縮し、味を強く感じます。 また、焼き目が付き香ばしさも加わります。
伊勢海老の旨味・甘味成分は体の水分に含まれるため、焼き過ぎると成分が少なくなり、茹で過ぎると茹で汁に溶け出してしまうので、加熱時間には注意してください。 新鮮な伊勢海老なら、身の中心にまでしっかり火が通らない半生の状態に仕上げると、生食と加熱時の風味を同時に味わえます。 たくさん手に入ったら、さまざまな調理法で味の変化を楽しんでみてはいかがでしょうか。

中納言おすすめ!伊勢海老を使った簡単レシピ3選

伊勢海老ハサミ

「活伊勢海老料理専門店中納言」が、五感を刺激する伊勢海老レシピ3選をご紹介します。

伊勢海老の風味豊かな味わいに大満足!「味噌汁」

ミソの濃厚な旨味をしっかりと味わえる一品です。

【材料】

  • 伊勢海老の頭
  • 味噌
  • 好みの具材

【作り方】
1.伊勢海老の頭を半分、または1/3にカットする
2.鍋に人数分の水と豆腐やわかめなどの具材を入れ、弱火にかけて味噌を溶かし入れる
3.伊勢海老の頭を入れ、旨味が出るまで煮立る
4.最後に味見をして、濃すぎる場合は水で味を整える
生臭さが気になる場合は、煮る前に伊勢海老を軽く焼いたり、出汁に酒を少量加えると臭いが抑えられます。 中納言レストランでお出しする味噌汁は、白味噌と赤だし味噌を使った「合わせ味噌」を使用しています。

醤油の香ばしさがたまらない「鬼瓦焼き」

伊勢海老と醤油に含まれる旨味成分の相乗効果で、美味しさが際立つ一品です。

【材料】

  • 伊伊勢海老(半身)
  • 濃い口醤油
  • みりん

【作り方】
1.濃口醤油1:みりん1:酒1の割合で混ぜ、一度煮立たせて醤油だれを作る
2.鍋250℃のオーブンで10分程度焼けば完成
塩・酒だけで焼き上げると、伊勢海老本来の風味を楽しめる「具足焼き」にもできますよ。

子どもから大人まで大人気!「タルタルソース焼き」

卵とマヨネーズのコクが、伊勢海老の旨味を包み込むボリュームのある一品です。

【材料】

  • 伊伊勢海老(半身)
  • タルタルソース/li>

【作り方】
1.伊勢海老は梨割りで縦半分にする
2.鍋200°℃のオーブンで15~20分ほど素焼きする
3.伊勢海老の上にタルタルソースをまんべんなくかける
4.最200℃~230℃のオーブンに入れ、表面に軽く焦げ目がつくまで焼く
最後にレモン・パセリをかけると、爽やかな風味がプラスされ食欲も刺激してくれます。 中納言レストランでお出しする味噌汁は、白味噌と赤だし味噌を使った「合わせ味噌」を使用しています。
伊勢海老は、殻から身を取り出し切ってから焼くと食べやすくなります。 中納言の公式サイト「伊勢海老レシピ」のページには、ほかにも伊勢海老の魅力を存分に感じられるレシピ情報を公開していますので、チェックしてみてくださいね。




下処理済みで楽ちん!中納言のオンライン通販商品

伊勢海老ハサミ

「伊勢海老をさばくのは手間がかかるし、面倒」と思う方も多いのではないでしょうか。 中納言のオンライン通販では、温めるだけですぐにお召し上がりいただける商品をご用意しております。 伊勢海老の魅力を熟知した専門店の料理をぜひご堪能ください。

国産伊勢海老を贅沢に食べ比べ「お造り三昧」

「伊勢海老のお造り三昧(冷蔵)」は、旬の国産伊勢海老を贅沢に3尾使用し、旨味と甘さを引き出す3種類の調理法で仕上げました。 調理法により変わる伊勢海老の奥深い魅力を感じていただける一品です。 お造りと好相性のつけダレ(煎り醤油・造り醤油・えび塩)でお召し上がりください。
「伊勢海老のお造り三昧(冷蔵)」の詳細はこちらから

ソースをかけて焼き上げるだけ!「焼物三昧」

伊勢海老ハサミ

ボリュームが欲しい方には、「伊勢海老焼物三昧(冷蔵)」がおすすめです。 色鮮やかで趣向の異なる3種類のソース(柚子マヨネーズ・オーロラ・ジェノバ風)をたっぷりかけ焼き上げていただく逸品。 3尾の伊勢海老が食事のひと時に華やかさを添えます。
「伊勢海老焼物三昧(冷蔵)」の詳細はこちらから

サイズと味に大満足!「ボイル伊勢海老」

伊勢海老ハサミ
約420gの大ぶりな伊勢海老は食べ応え十分!

「ボイル伊勢海老」は、歯ごたえ・甘味が特徴の西オーストラリア産伊勢海老を、ほど良い茹で加減に仕上げました。 そのままの味を楽しむのはもちろん、時短レシピとしても活躍します。 また、中納言特製タルタルソースもお付けできますので、ぜひお試しください。 「ボイル伊勢海老」は、1〜3尾セットの3種類からお選びいただけます。
「ボイル伊勢海老」の詳細はこちらから

各商品は伊勢海老の頭・殻付きですので、味噌汁をはじめ出汁を利かせる料理で最後までお楽しみいただけます。 なお、商品の発送・配送・クール便の送料など各種サービスについてはご利用ガイド」をご確認ください。

中納言のオンライン通販サイトには、伊勢海老の魅力を存分に感じられる垂涎の商品を取り揃えておりますので、ぜひチェックしてみてくださいね。 カテゴリ別のオンライン通販商品一覧はこちらから

中納言が至福のひと時をお届けします

伊勢海老は、旨味・甘味をたっぷり含み、クセのない味わいで、さまざまな料理にマッチする食材です。 旬の新鮮な伊勢海老は手に入りにくく、水揚げ直後から鮮度は落ちていきますから、早めにさばいて食べきるか保存しましょう。
中納言では、伊勢海老の魅力溢れる料理を存分にお楽しみいただけます。 オンライン通販のほかにも、東京・大阪・神戸に展開する「中納言レストラン」、安心・安全な天然調味料のみを使用した阪神エリア対象の「中納言のお弁当」もございます。 職人が生み出す本格的な伊勢海老料理をぜひご堪能ください。