おせち料理に入っている昆布巻きの意味・由来とは?作り方や人気のおせち商品も紹介

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おせち料理に入っている昆布巻きの意味・由来とは?作り方や人気のおせち商品も紹介

小さな巻物のように可愛らしい見た目の昆布巻きは、おせち料理のひとつとして昔から親しまれてきた定番のメニューです。
縁起物として複数の意味や願いが込められており、新年を迎えるおせちに入れられます。
甘辛くじんわり旨みが染み込んだ味わいがなんとも優しく、保存もきくので重宝されてきました。
この記事では昆布巻きを特集し、意味や縁起の良いいわれを解説します。
さらに、簡単で美味しい時短レシピも紹介するので、ぜひ試してみてくださいね。
後半にでは、忙しい年末におすすめの昆布巻きも入った「活・伊勢海老料理専門店中納言」のおせちをご紹介しています。ぜひ、お正月を迎える準備の参考にしてください。

昆布巻きには健康と子孫繁栄への願いが込められている昆布巻き

昆布巻き

昔から、おせちに欠かせない祝いのメニューとして重宝されてきた昆布巻き。
ニシンや鮭などの魚を巻いた昆布にかんぴょう結びつけた姿は愛らしく、見栄えも良いのが特徴です。
そんな昆布巻きは、それぞれの食材にも複数の意味といわれがあります。

昆布

さまざまな料理で活躍する昆布は「よろ昆布(喜ぶ)」の語呂合わせと「養老昆布(よろこぶ)」「子生(こぶ)」と字を当て、縁起を担ぐ食材です。 喜びのお祝いや養老を願う不老長寿、子宝成就の願いを込めておせちに入れられるようになりました。

かんぴょう

昆布巻きを結ぶ大切な役割を持つのがかんぴょうです。
かんぴょうは、ウリ科であるユウガオの実を専用の機械で長くヒモ状にむいて乾燥させた食材です。
1.8〜2m近くむくことが多く、食材一の長さを誇ります。
細く長いかんぴょうには、長寿の願いが込められています。
そして昆布巻きを「結び」、幸せや縁を結ぶといった縁起の良い意味を持ちます。

ニシン

昆布巻きの中に使われる「春を告げる魚」のニシンは「二親(にしん)」とし、子孫繁栄・子に恵まれるといった願いが込められています。
江戸時代の北海道では、厳冬のなかで捕れるニシンを年貢や食料というようにお米の代わりにし、とても貴重な食材として用いていました。
想像を絶するほどの寒さの中、人々の命を繋いできたニシンは両親のように大切なものだったことからも二親という字が当てられたといいます。
ニシンの卵は同じくおせちに欠かせない数の子。
数の子とともに子宝や子孫繁栄を象徴する食材となっています。
その他にも出世魚と呼ばれ、ニシンと同じく子孫繁栄を意味する鮭が昆布巻きの具材として使用される地域もあります。
そんな昆布とニシンを組み合わせた昆布巻きは、DHAやカルシウム豊富で栄養も満点!祝いの席やおせちで縁起物として入れられ愛されてきた料理です。

昆布巻きの簡単レシピ

昆布巻き

ここでは、おせちのトップとも言える昆布巻きの簡単レシピを紹介しましょう。
伊達巻や栗きんとん・黒豆などと並び、甘い味わいが子どもにも食べやすく人気のメニューです。
難しいと思われがちな昆布巻きは、ポイントを知ると美味しく簡単に作れます。
ニシン以外でも鮭の切り身やタラコでアレンジしても美味しいので、ぜひ作ってみてくださいね。

<昆布巻きの作り方>(約2人分)

【用意する材料】
・早煮昆布(野菜昆布) 30〜40g
・水(昆布戻し用) 600〜1000ml
・かんぴょう 10g
・身欠きニシン(ソフト) 2切れ

【調味料】
・醤油 大さじ 3
・みりん 大さじ 3
・酢 大さじ 1/2
・砂糖 大さじ 3
・酒 大さじ 1
・昆布戻し汁 600〜800ml

  • 早煮昆布は戻し用の水で柔らかくなるくらい(10分ほど)に戻しておく

    [ポイント]柔らかくなった昆布をぬれ布巾などで表面の水分やヌメりを軽く拭いておく

  • かんぴょうは軽く塩もみし水洗いしてから、浸るくらいの分量の水に3分ほどつけておく
  • 身欠きニシンは骨を取り除き沸騰したお湯で2分ほど茹でる

    [ポイント]お湯から出したニシンは3等分くらいに切り、しっかり水気をペーパータオルなどで拭き取る

  • 昆布を2枚ほど重ねて広げ、手前にニシンを均等に置く
  • 手前からくるくると巻き、巻き終わりを下にする
  • かんぴょうで等間隔に3〜4箇所結ぶ

    [ポイント]きつめに巻くと出来上がりが綺麗に

  • 同じようにもう一本作る
  • 鍋に巻いた昆布と調味料をすべて入れ、中火でふつふつしてきたらクッキングシートなどで落とし蓋をし、弱火で30〜40分煮て出来上がり

    [ポイント]煮詰まらないように煮汁の様子を見ながら水を足すのがコツ

昆布巻きは早めに作るのがおすすめ

昆布巻きの入ったおせち料理

昆布巻きは、伝統的な保存食として昔から親しまれてきました。
おせち料理はお正月までに少しずつ作っていくのが基本です。
おせちに昆布巻きを入れる場合、常温で1週間程度日持ちするため早い段階で作っておいても問題ありません。昆布巻きを先に作っておいて、他の料理に取り掛かるのがおすすめです。
また、ビタミンDミネラル豊富で栄養豊富な昆布巻きは、常備菜のおかずやお弁当の具材としても活躍しますよ。

にしん昆布巻が入った中納言のおせち

にしん昆布巻が入った中納言のおせち

何かと忙しい年末。
おせちを手作りできない方に、旨みたっぷりのにしん昆布巻が入った中納言の人気おせちをおすすめします。
中納言自慢の伊勢海老料理をはじめ、他にも縁起が良く美味しいメニューがふんだんに盛り込まれた豪華なおせちをご利用ください。

生おせち「瑞祥」

中納言の生おせち「瑞祥」

3〜4名様用の三段重生おせち「瑞祥」。
30品目ほどの品数をじっくり堪能できるおせちです。
特大伊勢海老を使用した伊勢海老祝盛や伊勢海老和み焼、和牛ローストビーフなど和・洋のメイン料理は食べ応え抜群。
にしん昆布巻にたらこ旨煮、京野菜煮しめなどじんわり旨みが広がるふくよかな煮物も魅力の至高のおせちです。

生おせち「福寿」

中納言の生おせち「福寿」

「福寿」は、3〜4名様用の三段重生おせちです。
伊勢海老の出汁が香る伊勢海老だし厚焼き玉子をはじめ、伊勢海老祝盛や車海老芝煮、鮑磯煮など、高級食材を使用したメニューを豪華に盛り込んでいます。
祝い肴から煮物・焼き物・酢の物まで、定番料理や高級な味わいのメニューをバランス良く配置しました。
ローストビーフなどの洋風料理も入り、ワインや日本酒などお酒にも合う料亭の味です。

生おせち「豊楽」

中納言の生おせち「豊楽」

2名様用の一段重生おせち「豊楽」は、20数種類の品数が重箱にギュッと詰まったグルメなおせちとなっています。
伊勢海老和み焼を中心に配置し、にしん昆布巻や丹波栗きんとんなど艶やかで美しいメニューや、自家製豚煮込、地鶏くわ焼といった肉メニューも豊富です。
たくさんの品数をお楽しみいただけるように、縁起が良い絶品メニューを厳選して盛り込みました。

※すべての生おせちは、食材の仕入れにより内容が変更になる場合があります。
商品の詳細は公式ホームページのサイト一覧からご覧ください。

お正月は昆布巻きで末永い健康を祈る

昆布巻き

ホッと優しい味わいの昆布巻きは、お正月に家族皆で食べるおせちのなかでも欠かせない一品です。
昆布巻きには子孫繁栄や子宝成就といった縁起の由来があり、昔から大切に受け継がれてきました。
昆布やニシン、かんぴょうそれぞれの具材にも大切な願いが込められています。
由来や意味の豆知識を知っておくと、おせちを食べる際に豊かな気持ちになれますよね。
難しく思われがちな昆布巻きレシピは、ポイントとコツを掴んでおけば簡単に美味しく作ることも可能です。
おせちの他に、おかずやお弁当にもぴったりなのでぜひ作ってみてくださいね。
また、年末が忙しくおせちをなかなか手作りできない方には中納言のおせち料理がおすすめですよ。
ぜひ迎春準備の参考にしてくださいね。