皆様は、お正月に食べるおせち料理の中でどのどの料理がお好きですか?
人によって好みは様々ですが中でもえびはメイン料理として人気の食材ではないでしょうか。
えびは縁起の良いいわれをもち、おせちだけでなく祝いの席などのハレの日料理でよく使用されます。
しかし、いざ自分で作るとなると「下処理が難しそう」「煮たり茹でたりすると固くなるのでは?」など、えび料理に手を出せずにいる方は多いのではないでしょうか。
えび料理だけではなく、おせちは品数が多く準備が大変というイメージを持っておられる方も多いと思います。
この記事では、おせちに入れるえび料理やおせちに欠かせない一品料理の簡単レシピを特集しています。おせちの手作りに挑戦される方はぜひ参考にしてください。
最後には伊勢海料理専門店の「中納言」特製の豪華な伊勢海老が入ったのおせちもご紹介していますので、最後までご覧くださいね。
お祝いに欠かせないえびの簡単レシピ
祝いの席で振る舞われることが多いえびは、縁起が良いことでも知られた食材で、複数の言われがあります。
まず「曲がった腰」と「長いヒゲ」は、お年寄りの「長寿」の象徴です。
そして「飛び出した目」は、「目出たし(めでたし)」と表現されます。
また、脱皮を繰り返す性質から「新しく生まれ変わる」「成長」「発展」を意味します。
えびの赤い色が「紅白」の赤色で縁起がよく、お料理にも彩りを添えるため、おせちに欠かせない食材となっているんですね。
おせちに入れるえび料理には、さまざまな種類があります。
ここでは、定番のえび料理をできるだけ簡単に作れるおいしいレシピをご紹介していきます。さらに、難しいと思われがちな下処理方法も解説しているので参考にしてくださいね。
車海老や芝海老、赤海老などほとんどの種類が応用可能です。
そして有頭の物を使うと、豪華で華やかになり、お正月感が出ます。
見た目も華やかで味も絶品のえび料理は、きっと家族みんなに喜ばれますよ。
※量は2〜3人分の作りやすい分量を記しています。
えびの下処理
まずは、有頭えびの下処理から解説します。
殻付きや無頭えびも同じ手順です。この下処理をきちんと行うことで、臭みのないおいしい料理に仕上がりますよ。
えびは側面を手前に持ち、頭から2〜3番目の節につまようじや竹串を3mm程度の深さに刺します
手前につまようじを優しく引き上げると、黒い背わたが出てくるので取り除きます
ヒゲや目の付近にあるとがった部分は、キッチンバサミで短くカットしておきましょう
えびをボウルに移し、片栗粉と塩を適量いれ良く揉み込みます
ざるにあげて良く洗い流し、キッチンペーパーでしっかり水気をとって下処理完了です
えびの塩焼き(塩煎り)
えびの塩焼きは、うま煮と並ぶおせちの人気えび料理です。
塩煎りすることで、殻の香ばしさとぎゅっと濃縮された旨みを堪能できます。
フライパンに塩ひとつまみと1〜2カップの水を沸騰させます
沸騰したお湯に下処理したえびを2〜3本入れアクを取りながら色が変わるのを目安に茹でます
水分を飛ばしながら煎り、良い照り感が出てきたら完成です
えびのマヨネーズ焼き
えびのアレンジ料理のマヨネーズ焼きは、お子様にも喜ばれる人気おせちメニューです。
卵の黄身を入れることで鮮やかな黄色に。
金と黄の字を入れた「黄金焼き・黄身焼き」と、縁起の良い名で呼ばれることもあります。
お手頃な赤海老を使っても、鮮やかで立派な一品になりますよ。
開いた背を固定するようにつまようじを刺すのがポイントです。えびがくるんとそり返らずにでき上がります。
下処理したえびは、背を開きバットに並べます
えびに塩と酒少々振り、オーブントースター(魚焼きグリルでも)に入れ、色が変わる手前まで焼きます(1〜2分)
開いた背にマヨネーズ大さじ1と卵黄1個を良く混ぜた物を数回に分けて塗りながら、約10分焼いて完成です
焦げやすい頭や尻尾は、アルミホイルを軽くかけると焦げ防止に
簡単&美味しい!おせちレシピ
おせちは手の込んだ料理が多いというイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、意外と簡単につくれるものばかりです。ここでは、一の重、二の重、三の重に入れる、検索でもランキング上位のおせちレシピを一覧でご紹介します。調理の工程が少なく、覚えておけば毎日のメニューづくりにも役立つので、ぜひ参考にしてみてください。
オーブンで焼くだけ「鯛の姿焼き」
二の重に入れる焼き物のおせちレシピを紹介します。お祝い事には欠かせない鯛の姿焼きは、お重に入っていると華やかな気分になれる一品です。化粧塩を施して、オーブンで焼くだけで完成します。
<材料>
尾頭つきの鯛 1匹
(うろこや内臓の下処理がされたもの)
塩 適量
<作り方>
(調理時間 2~2時間30分)
①鯛の全体に塩をふって20分ほどおく
②両面の皮目に竹串で穴をあけておく
③キッチンペーパーで水分を拭き取り、再度塩をふる
④オーブンを180℃から200℃で予熱する
⑤ヒレや尾に化粧塩をほどこす
⑥化粧塩をほどこした部分のみアルミホイルで包む
⑦天板にキッチンペーパーをひく
⑧鯛をのせて30~40分ほど様子を見ながら焼く
ごまの風味が引き立つ「たたきごぼう」
やわらかく煮たごぼうを叩いて身を開くことから「開運」の意味が込められるたたきごぼう。ごまの香りと甘辛い味付けはお酒のつまみにも最適です。
<材料>
ごぼう 1本
ごま 大さじ1
塩 少量
酢 大さじ2
しょうゆ 大さじ2
みりん 大さじ2
<作り方>
①ごぼうをたわしで洗い、麺棒で軽くたたく
②ごぼうを4~5cm大に切る
③鍋に水を入れ、沸騰したら塩・酢(分量外)とごぼうを入れて1~2分ほど煮る
④酢・醤油・みりんを混ぜて調味液を作る
⑤水気を切ったごぼうに、調味液とごまをかけて和える
調味液を倍量で作ってごぼうを漬けると、味がグッと染み込みます。
お鍋で煮るだけ「田作り」
一見、難しそうに見える田作り。
実は、基本の調味料と一緒に煮立てるだけと初心者にも手軽なおせち料理です。
<材料>
乾燥したごまめ 30g
(A)醤油
(A)砂糖 すべて大さじ2
(A)みりん
白ごま 大さじ1
<作り方>
(調理時間 60分)
①鍋(フライパンでもOK)に乾燥したごまめを入れて空煎りする
②指で折れる固さまで水分を飛ばしたら、ごまめをバットに移して粗熱を取る
③鍋に(A)の材料を入れてとろみが出るまで煮詰める
④熱いうちにごまめと白ごまをたれにからめる
⑤バットに移して、冷ましたら完成
お節料理の田作りは、バットに移して冷ますときに広げておくのがくっつかないコツです。
h3-7 材料が少なく手軽に作れる「伊達巻」
火加減を間違えなければ、あとは巻きすで巻くだけです。
材料も少なく手軽に作ることができますよ。
<材料>
はんぺん 1枚
卵 4個
砂糖 大さじ1
みりん 大さじ1
だし汁 大さじ3
油 適量
<作り方>
①フードプロセッサーにちぎったはんぺんと他の材料を入れ、滑らかになるまで撹拌する
②フライパンに油を引いて熱し、材料を流し込む
③蓋をして、周囲に焼き色がつくまで弱火で15分ほど焼く
④熱いうちに「巻きす」で巻き、形を整える
⑤粗熱を取り、冷蔵庫で2時間ほど冷やし固めれば完成
甘めの伊達巻がお好みの方は、砂糖の分量を増やして塩を少々加えてください。
お弁当の副菜やスイーツにも!「黒豆」
甘い黒豆は箸休めにもなり人気の一品。難しそうに見えますが、意外と作りやすい品なんですよ。黒豆をふっくらと仕上げるポイントは、水にしっかりと漬けて、煮るときは空気に触れないようにすること。余ったら、お菓子作りにも活用できます。
<材料>
黒豆 150g
醤油 小さじ2
砂糖 130g
水 1,000ml
<作り方>
(調理時間 1日)
①黒豆を1日ほど水につけておく
②鉄鍋に黒豆、醤油、砂糖、水を入れる
(鉄鍋がない場合は鉄玉を一緒に入れる)
③煮立ててアクをとる
④弱火で3~4時間ほど煮込む
(黒豆が常に水をかぶるように足し水する)
⑤好みの食感(固さ)になったら冷まして完了
ごはんのおかずにも「煮しめ(煮物)」
お煮しめは、味付けや材料に地域性が色濃く出る正月料理です。具材も多く食べ応えがありますね。野菜の下処理には少し手間がかかりますが、あとは煮るだけなので簡単ですよ。にんじんは型抜きを使うと便利です。
ごぼうや大根、かぼちゃなどの野菜、鶏や牛などお好みの肉でアレンジしてみてください。
<材料>
干ししいたけ 6枚
さといも 中6個(300~400g)
にんじん 1/2本
たけのこ(水煮) 1/2本
れんこん 1節(150g)
こんにゃく 1/2枚
きぬさや 8枚
だし汁(だしは和風のもの) 300ml
干ししいたけの戻し汁 100ml
(A)しょうゆ 大さじ3
(A)砂糖 大さじ2
(A)みりん 大さじ2
※下茹でに使用する酢や塩は分量外
<作り方>
(調理時間 1時間30分)
①干ししいたけはぬるま湯でもどし、軸をとる(30~60分)
戻し汁はとっておく
(レンジを使っての時短も可能)
②さといもの皮をむき、横半分にカットする
適量の塩を入れた水で、竹串が通るくらいに下茹でしておく
③れんこんは厚めの半月切りにして酢水にさらしておく
④たけのこは根元を半月切り、穂先は縦向きの扇状に切る
⑤にんじんは皮を向き、乱切りにする
⑥こんにゃくは5mm幅の手綱結びにして熱湯をまわしかけておく
⑦きぬさやは小鍋に塩水を沸騰させて1分ほど茹でてざるにあげる
⑧きぬさや以外の材料、和風のだし汁、(A)の調味料、
干ししいたけの戻し汁をお鍋に入れる
⑨沸騰したら、落し蓋をして30分ほど煮る
⑩粗熱がとれたら重箱に入れてからきぬさやを飾る
伊勢海老が入った中納言のおせち
何かと忙しい年末。おせちの準備ができない方におすすめなのが、中納言のおせちです。
毎年完売御礼の人気おせちで、すべての料理を中納言の職人がすべて手作りしています。
2025年おせちは5種類の「生おせち」と、4種の「おせち(冷凍)」をご用意しています。
生おせちはおせちの定番メニューである黒豆やきんとん、田作りなどはもちろんのこと、中納言独自の縁起の良いメニューがぎっしり20種類以上入っているボリューム満点のおせち料理です。
おせち(冷凍)は中納言人気のソースで味わえる伊勢海老料理を中心に解凍してもおいしく召し上がれる品目を詰め合わせました。
生おせち・おせち(冷凍)ともにオンラインショップで購入が可能です。
またオンラインショップでは伊勢海老のお雑煮も販売しております。ぜひおせちと一緒にお楽しみいただきたい逸品です。詳しい情報は中納言通販サイトをご覧ください。
※生おせちは大晦日午後以降の受け取りで、賞味期限は元日のみとなっております。
三段重の生おせち「鳳凰(ほうおう)」「瑞祥(ずいしょう)」「福寿(ふくじゅ)」
3〜4名様用の三段重生おせちは「鳳凰(ほうおう」、「瑞祥(ずいしょう)」、「福寿(ふくじゅ)」の3種類をご用意する予定です。
「伊勢海老祝盛」や「伊勢海老和み焼」、「伊勢海老チリソース」など伊勢海老料理を中心とした縁起の良い品々は、グルメなご家族にもご満足いただけるはずです。
「伊勢海老黄身煮」や「クエ西京焼」など、中納言の最高料理を詰め込んだ至高のおせち「鳳凰(ほうおう)」。
「北海道産数の子醤油漬け」、「帆立味噌漬ろう焼」など海の幸山の幸が食べ応えのある「瑞祥(ずいしょう)」。
そして、伊勢海老の出汁が香るだし巻きを入れ、バランス良く定番料理も入れた「福寿(ふくじゅ)」。
それぞれ特別な魅力と旨みを持ち合わせた豪華おせちです。
二段重の生おせち「新禧(しんき)」
2名様用にご用意した二段重「新禧(しんき」。
新鮮な魚介や野菜をふんだんに使った料理をぎっしりと二段に詰め込んだ絶品生おせちです。
二段とはいえ品数は30種類近く入り、ボリュームたっぷりなので3名様用としてもお召し上がりいただけます。
「伊勢海老祝盛」や「伊勢海老チリソース」といったメイン料理から、「つぶ貝数の子和え」や「丹波黒豆」など、お屠蘇やお酒に合う祝い肴まで豊富なラインナップです。
一段重の生おせち「豊楽(ほうらく)」
2名様用の一段重「豊楽」は、すっきりとコンパクトながら色とりどりの料理が詰め込まれた華やかな生おせちです。
たくさんの品数をお楽しみいただけるように、縁起が良い絶品メニューを厳選して盛り込みました。
重箱の中央には豪華な「伊勢海老和み焼」が配置され、周りを取り囲むように縁起の良い品々が20種類以上入っています。
少人数のご家庭にぴったりのおせちです。
※すべての生おせちは、食材の仕入れにより内容が変更になる場合があります。
おせち(冷凍)は4種類
全国に配達が可能なおせち(冷凍)は、中納言の職人が食材を厳選し、一つひとつ手作りした料理を「急速冷凍加工」技術で新鮮さそのままに冷凍しました。
監修ではなく、自社生産だからこそできる伊勢海老専門店の味をお届けいたします。
定番おせちの「はつはる」では、「伊勢海老オーロラソース焼」と「伊勢海老柚子マヨネーズ焼」を紅白に見立て配置し、定番の「黒豆」や「栗きんとん」など計14種類の絶品料理を詰め込みました。
食感や味を損なわない冷凍技術のため、安心安全で美味しいお召し上がりいただけます。
また、お肉料理を中心にした「はつゆめ」やお魚料理を中心にした「らんまん」、おひとりごとに楽しめるおひとり様用のおせち「寿」など、お客様のお好みに合わせてお好きなおせちをお選びください。
※着荷から冷凍で3ヶ月保存可能です。
商品の解凍後、賞味期限は冷蔵で24時間以内ですので、解凍後はお早めにお召し上がりください。
※一部の地域によっては、お届けできない場合もございます。
※冷凍おせちは、食材の仕入れにより内容が変更になる場合があります。
お正月はおせちを食べてゆっくり過ごそう
新年を祝う食卓におせちは欠かせませんが、手作りするか購入するかは人それぞれ。
年末は何かと忙しいですから、無理せずに楽しんでおせちの準備をしたいですね。迎春準備が忙しく時間がない方はぜひ中納言のおせちを注文してゆっくり年末をお過ごしください。
この記事でご紹介したえび料理や一品料理は意外と簡単に調理できるものばかり。おせちだけでなく普段のアレンジ料理にも使えるのでぜひチャレンジしてみてください。