「お祝いの席で見かける魚は?」と聞かれた時、「鯛」が真っ先に頭に浮かびますね。
お食い初めのお祝いにも鯛がよく使われますが、その理由をご存じの方は少ないのではないでしょうか?
ここでは、鯛がなぜ縁起の良い魚と言われるのか、お食い初めのお祝いで使われる理由や、ご自宅で準備する場合のメリット・デメリットを解説するとともに、祝鯛を使ったリメイクメニューをご紹介しますので、ご参考いただければ幸いです。
また、中納言のレストランのお食い初め膳や、ご自宅でお食い初めの儀式ができるオンライン通販・宅配弁当、3サイズから選べる祝鯛もご紹介します。
創業昭和25年の活 伊勢海老料理中納言は、
日本の伝統的なお食い初めの儀式を手軽に
レストランで、ご自宅でご利用いただけます。
レストランでお食い初めの儀式任せたい方は>>
ご自宅でリラックスしてお食い初めをされたい方は>>
関西・阪神間にお住いの方は、宅配もご利用いただけます。詳しくは>>
お祝いの宴に欠かせない鯛
お正月などお祝いの宴に使われる魚と聞くと「飾りがついた塩焼きの鯛」をイメージする方が多いのではないでしょうか?
鯛は縄文時代にすでに食べられていたと言われる魚で、日本人にとってつながりの深い魚の1つです。
その姿や名前などから縁起が良い魚の代名詞であり、古くから神様に捧げる供物(くもつ)や、お祝い・儀式の食材として利用されてきました。
なぜ「飾りがついた鯛」なのでしょうか?
その理由を解説します。
鯛が縁起の良い魚と呼ばれるワケ
- 寿命が長い
個体差はありますが、鯛は長生きな魚で数十年生きると言われており、それにあやかって長寿祈願の象徴になっています。
- 姿が赤く身が白い
鯛の体表は赤色です。
古より赤には、魔除け・邪気除け・生命力の象徴などの力が宿ると言われ、お祝い・儀式や神社の社や鳥居の塗装に使われています。
姿は赤く身が白いことから、「紅白」の色を持ち合わせ縁起が良いと言われています。
- 恵比須様が抱えている
商売繁盛の神である七福神の恵比須様が抱えている魚として縁起が良いとされています。
- 縁起が良い名前
「喜ぶ」で昆布が使われるように、鯛は「めでたい」という語呂合わせから、縁起が良いと言われています。
- 身体の中にも鯛がいて二重に縁起が良い
鯛には胸ヒレの下辺りに「鯛の鯛(たいのたい)」「鯛中鯛(たいちゅうのたい)」と呼ばれる骨があります。この骨は鯛の姿のようなカタチをしているため、二重に縁起が良いと言われています。
- 尾頭付きの鯛
頭と尾がついた魚は「尾頭付き(おかしらつき)」と呼ばれ、「最初から最後まで物事や命を全うする」という意味から長寿祈願などの象徴とされています。
いくつも「縁起が良い」を持ち合わせている鯛が、お祝いの席によく利用されるのも納得できますね。
鯛がお祝いの席でよく使われるようになったのは江戸時代
お祝いの宴に使われる魚は鯛が一般的ですが、平安時代には「鯉の方が主流だった」というのをご存じの方は少ないのではないでしょうか?
鯉は「川を遡上して、やがて空に昇って龍になる」という中国の伝説や、神の使いと信じられていたり、汚れた水でも逞しく生きていけることから縁起が良いとされお祝いに使われてきました。
平安の貴族社会から戦国時代の武士社会に時代が移り変わり、武運を願う武士にとって「背ビレが槍のように尖っている」「固いウロコに覆われている」といった姿が、甲冑を身に着けているように見えることから「鯛」が人気になっていきました。
祝鯛を華やかに見せる小物「掻敷(かいしき)」「鯛飾り(たいかざり)」
お祝い事やパーティーなどで、豪華な飾り付けした鯛が敷紙の上に盛り付けてあるのを見たことはないでしょうか?
これは「掻敷(かいしき)」「鯛飾り(たいがざり)」と呼ばれ、鯛をお祝いにふさわしい姿に化粧したものです。
1. 鯛の下に敷く紙・木の葉「掻敷(かいしき)」
お皿に盛り付けた料理の下に敷いてある紙・木の葉は「掻敷(かいしき)」と言い、紙のものを「紙掻敷(かみかいしき)」木の葉のものを「敷き葉(しきば)」「青掻敷(あおかいしき)」と呼んでいます。
これは清潔感を出したり、木の葉を使うことで季節を表現したりして料理の「美しさ」を表現するものです。
最近のお祝いでは、紙のふちが赤いものや色付きのフィルムシートが使われたりもしています。
ご自宅で準備する場合は、紙掻敷の代わりに簡単に手に入る「天ぷら紙」や「折り紙」を使う方も。
敷き葉には「裏白(うらじろ)」と呼ばれるシダ類の葉や「松葉」のほかに、「笹の葉」「南天」など季節に合わせた葉が使われます。
2. 鯛の尾・ヒレにつける飾り「鯛飾り(たいがざり)」
「鯛飾り(たいがざり)」は「鯛熨斗(たいのし)」とも呼ばれ、水引・熨斗を尾やヒレにつけて祝鯛を華やかに見せる飾りです。
尾の部分に水引がついた熨斗紙を巻くことが多く、水引には、何回も結び直せることから慶び事が何度あってもいい意味の「蝶結び(ちょうむすび)」固く結ばれ解けないている結び方「結び切り(むすびきり)」一度結ぶと解けず、両端を引くとより固く結ばれる「淡路(あわじ)結び」などが使われます。
ご自宅で祝鯛を準備する場合、掻敷や鯛飾りを準備するのは面倒になることも。
最近では「鯛飾りセット」として販売しているショップもあります。
鯛が使われる理由や鯛飾りの意味を知ると、お祝いの席での鯛を見る目も変わってくるのではないでしょうか?
お食い初めの歴史
お食い初めは、別名「百日祝い(ももかいわい)」と言われる「丈夫に成長しますように」「一生食べ物に困りませんように」という願いが込められた生後100日目に迎えるお祝いです。
鯛はお祝いの宴におすすめの魚ですが「お食い初めに絶対必要なの?」と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここではお食い初めの歴史と、なぜ鯛が使われるのかについて解説します。
お食い初めは古から伝わる伝統文化
中国から伝わったとされるお食い初めは「百日(ももか)」「五十百日之祝儀(いかももかのしゅうぎ)」など平安時代の宮中儀式や、「真魚(まな)始め」と呼ばれる3歳頃に初めて魚を食べさせる儀式などが、はじまりと言われています。
室町時代や鎌倉時代には歴史書にも登場し、江戸時代には庶民にも広がりをみせ、日本の伝統文化として脈々と受け継がれてきたことがうかがえます。
平安時代に行われた「百日(ももか)」は、重湯に餅を浮かべたものを食べさせる儀式でしたが、時代の流れとともに「魚」が使われるようになり、江戸時代頃に縁起が良い「鯛」へ定着したと言われています。
地域によって変わる鯛以外の魚
お食い初めで使用される魚は地域によって異なり、キンメダイ・ホウボウ・サワラ・タコなどを使うこともあります。
近年では、しきたりが大らかに解釈されることも増え、カタチを合わせた「鯛焼き」や、季節の魚で「サンマ」などを使う方もいらっしゃるようです。
日本の伝統文化とも言えるお食い初めですが、あまり形式に縛られず「赤ちゃんの健康や幸せを願う気持ち」を大切にしていきたいですね。
お食い初め祝いの後におすすめ!鯛を使ったメニュー
祝鯛は焼き魚としてそのまま食べても美味しいものですが、鯛の大きさによっては食べきれないということも。
そんな時に、鯛を使ったメニューやレシピを知っておくと便利ですね。
ここでは、お祝いが終わった後に活用できる鯛のメニューをご紹介します!
鯛のアレンジ1番人気「鯛めし」
尾頭付きの鯛を丸ごと利用できる「鯛めし」はリメイクレシピとして人気のメニューです。
祝鯛をそのまま炊飯器に入れて、醤油・酒や白だし・塩などで味付けをすれば鯛のアラから出汁がでて、旨味たっぷりの鯛めしができ上がります。
お好みで三つ葉をちらすと、香りをまとって食欲を刺激します。
ひと手間かけるなら、鯛の身をほぐしてアラで出汁をとっておくと、小さなお子様でも安心して召し上がれます。
お食い初めの宴の締めにおすすめ「鯛茶漬け」
お祝いの宴の締めにもピッタリな「鯛茶漬け」は、一番手軽なメニューです。
身をほぐしてご飯にのせ、お好みの顆粒だしや昆布・カツオだしをかけ醤油・塩で味をととのえます。
海苔・ゴマ・三つ葉などを散らせば磯の風味が漂う一品になります。
鯛の旨味が溶け出した「鯛の潮汁」
鯛を食べやすい大きさにカットし、鍋に入れアクを取りながらひと煮立ちさせます。
酒・薄口しょうゆで味をととのえれば鯛の旨味を存分に感じられる「潮汁」ができ上がります。
少し濃い目の味にして、やや固めに茹でたそうめんを入れて煮込めば「鯛にゅうめん」にリメイクも可能です。
お好みで柚子や七味をかけると、より本格的になります。
和風からイタリアンへリメイク「鯛のアクアパッツァ」
尾頭付きの鯛と、プチトマト・あさりやハマグリなどの貝類やニンニクを一緒に入れ、水・白ワインを加えます。
少し煮込み、塩コショウで味をととのえてから、最後にイタリアンパセリやオリーブオイルをかけると和風メニューからイタリアンメニューへ。
立派なおかずになりますね。
作り置きのおかずとして万能な「鯛でんぶ」
「鯛そぼろ」としても人気のある「鯛でんぶ」は常備菜や丼など、使い道はたくさん。
鯛の身をほぐし、醤油・みりん・砂糖・酒を加えて煎りつけ、ポロポロした状態になれば完成です。
お好みでショウガ・山椒を加えると、一味違った鯛でんぶができます。
尾頭付きの鯛はレシピのバリエーションが豊富で、最後まで美味しく食べられますから挑戦してみてはいかがでしょうか?
2つの儀式を順番に行うお食い初め
一般的に「お食い初めの儀式」と「歯固めの儀式」2つの儀式を合わせて「お食い初め」と呼んでいます。
最初に行うのが、お食い初めの儀式です。
お食い初め儀式の内容・順番
お食い初めの儀式は赤ちゃんに「食べ物を食べる真似をさせる」もので、儀式には真似をする順番があります。
お食い初め膳の料理のうち「飯椀」「汁物」「焼き物」の3品を使い「飯椀→汁椀→飯椀→焼き物→飯椀→汁物」の順番で、両親や祖父母など「養い親」の役割を担う人が箸を使って赤ちゃんの口元に食べ物を運ぶ仕草をします。
この仕草を1セットにして3セット繰り返すことが、お食い初めの儀式の内容です。
歯固めの儀式はお食い初めの後に行うもの
お食い初めの儀式の後に行うのが「歯固めの儀式」で、赤ちゃんの健康や丈夫な歯が生えるようにという願いが込められています。
歯固めの儀式は、箸先で「歯固め石」に軽く触れた後、願いを込めながら赤ちゃんの歯茎に箸先を当てます。
これが、歯固めの儀式の内容です。
お食い初めの順番を覚えるのは「なかなか大変。」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、式次第などを準備しておくと安心ですね。
お食い初めメニューや儀式に使用する小物
ここでは、お食い初めの準備をする時に押さえておきたい「お食い初めの儀式に使う料理・メニュー」や「儀式に使用する小物」について解説します!
お食い初めの献立「一汁三菜」って?
お食い初めの儀式に使う膳は「一汁三菜」というメニューが一般的。
一汁三菜は「食事する」という動作そのものに儀式的な意味をもたせた「本膳料理」が起源と言われ、「汁物と主菜・副菜2点」や「汁物と主菜・副菜1点・副副菜1点」から成り立ちます。
お祝いや儀式の場で出される一汁三菜ですが「エネルギーになるもの」「体をつくるもの」「体の調子を整えるもの」で構成されており、実は栄養バランスがよく健康にも配慮され、
とても理にかなったメニューと言えます。
お食い初めの膳は「飯・汁・焼き物・煮物・香の物」の5品の一汁三菜メニューが多く、儀式で使用する飯椀に「赤飯」、汁椀に「はまぐりの吸い物」、焼き物に「尾頭付きの鯛」がよく使われ、煮物や香の物には地域性や個人差があるようです。
最近では、ご自宅でお祝いする場合に飯・汁・焼き物の3点のみを準備し、簡単に済ませる方も。
たしかに実際に赤ちゃんが食べられないので、品数を多く準備しても残ってしまうのはもったいないと思われるのかもしれませんね。
お食い初めに欠かせない品3選
儀式には欠かせない3つの品があります。
1. お食い初め用の食器
お食い初めの食器は、男の子が「内外両方が朱塗りの漆器」女の子が「外側が黒で内側が朱塗りの漆器」で、飯椀・汁椀・平椀・つぼ椀・高坪(たかつき)・平皿をセットにした膳がふさわしいと言われています。
2. お祝い用の箸
お食い初めの箸は「祝箸」「両口箸(りょうくちばし)」などの呼び名があり、赤・白・金を使った装飾や「寿」の字が書かれた箸袋に入った、箸先が両方とも細くなったものを使用します。
3. 歯固めの儀式に使う石
歯固めの儀式に使用する石は「歯固め石」と呼ばれます。
石の形・種類・数などに決まりはなく、石の代わりにタコ・栗・アワビなど歯ごたえのある食材を使う地域があります。
ご自宅でお食い初めをする場合は、石がないと儀式そのものができませんので、ぜひ入手しておきたいですね。
お食い初めに欠かせない品をご紹介しましたが、最近では形式に縛られず柔軟なカタチでお祝いする方も。
ご自宅でお祝いする方の場合、漆塗りの食器を買っても、その後の出番がなかなかないことも考えられますね。
成長してからも使えるよう木製・セラミック製・プラスチック製の食器やお祝い事全般に使われる「朱塗りの椀」を購入されたり、レンタルを利用する方法もあります。
また、「割り箸や普段使いの箸を、祝箸の代わりに。」と考えられることがあるかもしれませんが、お祝いの席では折れる可能性があり縁起が良くないとされます。
祝箸の両方が細くなっているのは「神人共食(しんじんきょうしょく)」といって反対側を神様に使っていただくためですから、できれば祝箸を準備しておきたいですね。
赤ちゃんの幸せや健康を祈る気持ちが一番ですが、せっかくお祝いしてあげるなら儀式に欠かせない品を揃えてみてはいかがでしょうか?
中納言でお食い初めのお祝いをしませんか?
活伊勢海老料理専門店の中納言は、丁寧に吟味した山海の幸と洗練されたお料理で皆様をお迎えいたします。
中納言レストランの「お食い初め膳」で和やかにお祝いを
中納言レストランでのお食い初めは、儀式に必要なお料理はもちろん「歯固めの石」も一緒になった「お食い初め膳」をご用意。
お祝いにお集りの皆様は、鯛と並ぶ縁起の良い伊勢海老料理を一緒にご堪能くださいませ。
中納言のレストランでのお食い初め祝いは、心を込めておもてなしの準備をいたしますので、7日前までのご予約をお願いしております。
お食い初め膳以外のメニューは別途ご注文いただいておりますので、ご予約時にお申しつけいただくと、ご提供までの時間が少なくて済みます。
行き届いたおもてなしで、和やかに式が進むように儀式の進行をお手伝いいたします。
「お食い初め弁当」「お食い初め重」でリラックスしたお祝いを
ご自宅で、肩肘張らずに楽しくお祝いするなら「お食い初め弁当」「お食い初め重」がおすすめです。
- 阪神地域の皆様にお届けする「お食い初め弁当」
蛸旨煮・赤飯・炊き合わせなど、お食い初めに欠かせないお料理に歯固めの石をセットにした「お食い初め弁当」は、天然調味料のみを使用し滋味深い味わいに仕上げました。
お食い初め弁当は、祝鯛をお付けした「お食い初め膳祝い鯛セット」がおすすめです。
ご一緒にレストランの味をそのまま閉じ込めたオプションの「お吸い物」もお楽しみくださいませ。
- 全国の皆様にお届けする「お食い初め重」
お祝いに必要なお料理と歯固め石、祝箸がセットになった中納言の「お食い初め重」は伊勢海老や鮑を盛り込んだ豪華なお重や、一汁三菜を基本に質の高いお料理を詰め合わせたお重など3種類をご用意。
ご家庭の色を演出したお食い初めで、ハレの日をお祝いください。
祝鯛をご家庭で用意する場合のメリット・デメリット
お食い初めの儀式に使用する塩焼きの鯛を、ご自宅で用意しようと考えている方もいらっしゃるのでは?
ここでは、祝鯛を用意する場合のメリット・デメリットを解説します。
祝鯛をご自宅で用意する場合のメリット
祝鯛をご自宅で用意する場合のデメリット
- 予約購入が多い
- 天然の鯛は、手に入りにくい可能性がある
- 大きさによっては、グリルなど調理器具に入らない
- 焼く前の下処理が必要
- 掻敷や鯛飾りを購入する必要がある
ご自宅でするお食い初めのお祝いは、赤ちゃんがリラックスした雰囲気の中で過ごせ、ミルクやオムツ替えなどもすぐにできて安心ですが、調理前の鯛を購入して一から準備するのは忙しいパパやママにとって大変なことも。
お食い初めの料理とセットになっているものや、調理した鯛を購入することも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?
サイズが選べる中納言の祝鯛
中納言の祝鯛は、鯛飾り付き(松葉・掻敷・水引・尾飾り)で3サイズから選べます。
- 小 2~3名様用
- 中 4~5名様用
- 大 6名様用~
「大」は食べやすく「フィレ」にして、ご賞味いただくことも可能です。
中納言の祝鯛はレストランのご利用や、関西の阪神エリアにお住まいの皆さまにお楽しみいただけます。
なお、ご満足いただける鯛をお届けするため、ご予約は3日前の正午までにお願いいたします。
さまざまなハレの日を演出する中納言のおもてなし
中納言は行き届いたサービスと職人が奏でる洗練された味で、心からご満足いただけるよう努めてまいりました。
レストランやオンライン通販サイトには、伊勢海老を中心とした五感で味わう印象的な品を数多くご用意。
人生の節目で訪れる数々の「ハレの日」を、「美味しい!」の笑顔とともに心に残る記念の1日になるよう中納言がお手伝いいたします。