生後100日目にむかえる「お食い初め」。
初めてお食い初めを迎えるパパとママは「お食い初めって?何を準備したらいいの?」と思う方もいらっしゃるのでは?
お食い初めの儀式にはいくつかの決まり事がありますが、正式には男の子と女の子で違うポイントがあると言われています。
毎日仕事や育児に大忙しのパパやママは、なかなかお食い初めの準備にまで手が回らないという方もいらっしゃるかもしれませんね。
儀式の内容や男の子・女の子での違いを知って早めに準備にとりかかると、安心してお祝いの日を迎えられますね。
この記事では、正しいお食い初めの儀式のやり方や方法、衣装、お祝いのプレゼントなどを解説しますので参考にしていただければ幸いです。
また、パパ・ママの希望に沿うような、いろいろなスタイルでお祝いしていただける中納言のお食い初めメニューやおすすめの内祝い・返礼の品についてご紹介します。
創業昭和25年の活 伊勢海老料理中納言は、
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「お食い初め」男の子と女の子の違いは「食器」と「養い親」
お食い初めは、男の子と女の子の準備で違うポイントが2つあります。
1. 食器
男の子は「内外両方が朱塗りの漆器」女の子は「外側が黒で内側が朱塗りの漆器」と器を区別し、母方から贈られるものを使ってお祝いするのが正式な形と言われています。
衛生環境や医療が発達していない時代に病気は邪気や魔が原因とされ、赤や朱色が「魔除け・邪気払い」「活力や生命エネルギー」などの力を持つと思われていたことから、世継ぎとして大事に育てられた男の子に使用していました。
生活環境が整っている現代では色がもつ意味の重要性が少なくなり、食器の色にこだわらずに離乳食でも使えるような食器を選ぶ方もいますし「男の子用」「女の子用」に分けることなく「朱塗りの漆器」を使う場合も増えています。
2. 養い親(やしないおや)
お食い初めの儀式で赤ちゃんに食べる真似をさせるために、口元へご飯を運ぶ人を「養い親」と呼びます。
養い親は、赤ちゃんと同性でお食い初めの儀式に参加している人の中で、最年長者が担うのが一般的。
これは最年長者が食べさせることで、同じように「長寿にあやかる」という長寿祈願の意味が込められており、男の子は祖父が役割を担当することが多いようです。
時代の流れもあって最近ではパパやママが養い親になったり、祖父母・兄弟・親戚など参加者みんなで交代しながら儀式をする方も増えています。
この2つのポイントは、守らなければいけない決まりではありません。
儀式のしきたりを固辞するより、赤ちゃんの健康や幸せを願う気持ちを大切にしたいものですね。
お食い初めの他にもいろいろ!1歳までのお祝い
古より赤ちゃんが健康に成長し成人を迎えるための儀式は重要とされ、1歳を迎えるまでの期間に数々の儀式が行われてきました。
その健康を願う想いが今でも大切に受け継がれています。
- お七夜(おしちや)
平安時代に行われていた生まれた日から9日目まで続く、お祝いの儀「産養(うぶやしない)の儀式」が時を経てお七夜になったと言われています。
お七夜とともに「命名式」をしたり、病院で出産したママの「退院祝い」を合わせて行う方もいます。
- お宮参り
宗派や地域差の違いはありますが、生後31~33日目にパパやママが住んでいる地域の産土神(うぶすながみ)いわゆる「土地神(とちがみ)」に出産の報告をかねて挨拶し、無事な成長を祈願する儀式です。
- 端午の節句(たんごのせっく)
季節ごとに年5回訪れる、魔除け・健康祈願・子孫繁栄・五穀豊穣などをお祈りする「節句」のうち、生まれて初めて迎える5月5日の端午の節句を盛大にお祝いする習慣があります。
それぞれのお祝いや儀式を一緒に行ったりする地域もあるようですから、祖父母や兄弟・友人など経験者によいアドバイスをもらってはいかがでしょうか?
生後100日目にお祝いする「お食い初め」を解説
お食い初めは別名「百日祝い(ももかいわい)」とも呼ばれ、平安時代が起源と言われています。
呼び方は他にも「食べ始め」「真魚始め(まなはじめ)」「箸揃え(はしぞろえ)」など、地域差があることも。
お祝いをする生後100日頃は乳歯が生え始める時期でもあり、儀式を通して「丈夫に成長しますように」「一生食べ物に困りませんように」と祈りを込めます。
では、お食い初めのお祝いは具体的になにをするのでしょうか?
お食い初めの儀式はなにをする?
お食い初めは赤ちゃんが「食べ物を食べる真似をする儀式」。
お食い初めのメニューは一汁三菜が基本になっており、その中の「飯椀」「汁物」「焼き物」の3品を使いますが、食べる真似をする順番が決められています。
1. 飯椀
2. 汁物
3. 飯椀
4. 焼き物
5. 飯椀
6. 汁物
養い親が1~6の順番で赤ちゃんの口元に食べ物を運ぶ動作を1セットとし、これを3回繰り返します。
生後100日頃はご飯を噛んで飲み込む力が十分備わっていない時期ですから、誤って飲み込まないように注意しましょう。
歯固めの儀式はお食い初め儀式の後に行うもの
お食い初めは「お食い初めの儀式」と「歯固めの儀式」がセットになっています。
お食い初めの儀式の後に歯固めの儀式をしますので、順番を間違えないようにしましょう。
歯固めの儀式には「歯固め石」を使います。
この石のカタチに正式な決まりはなく一般的に「丸みをおびたもの」が使われますが、石の代用としてタコ・栗・アワビを使う地域もあり、特色が出ていて面白いですね。
儀式ではお食い初めの儀式に引き続き、養い親が箸先を歯固め石に当てた後に赤ちゃんの歯茎に当てます。
この時に「固いものが食べられる時期まで丈夫に育つように」「一生食べ物に困らないように」「丈夫な歯が育つように」などを願いながら行います。
お食い初め膳は「一汁三菜」が基本
一汁三菜とは儀式の場で出されることが多い「お祝いの膳」で、料理の構成内容をさしています。
「飯・汁・香の物・なます・煮物・焼き物」の6品からなり「汁物と主菜・副菜2点」「汁物と主菜・副菜1点・副副菜1点」で飯椀と香の物は数に加えないとされています。
昔から続くお祝いは「長寿」「健康」などの願いを込めるものが多く、一汁三菜は栄養面からも丈夫な身体づくりの基になるバランスがとれた献立になっており、先人の知恵がうかがえますね。
お食い初めの膳の一汁三菜は「飯・汁・香の物・煮物・焼き物」の5品が多く、香の物の代わりに「なます」を使う場合もあります。
それぞれのメニューでよく使われる食材は…
- 焼き物
焼き物には鯛など縁起の良い魚を使うことが一般的で、頭から尾まである「尾頭付き」を使うことが多くなっています。
- 汁椀
お食い初めの汁椀はお吸い物が多く、具材には良縁祈願の意味がある「はまぐり」がよく使われます。
- 飯椀
魔除け・邪気払いの意味をもつ「赤飯」がよく使われます。
- 煮物
れんこん・里芋・人参・大根など、縁起の良い野菜を使った煮物が使われます。
- 香の物
野菜を使った漬物全般を「香の物」と呼び、お食い初めでは梅干し・紅白なます・タコの酢の物が使われることが多いようです。
あくまで一汁三菜の基本ですから必要最低限におさめたい方は、お食い初めの儀式に必要な
飯椀・汁物・焼き物の3品を揃えてみてはいかがでしょうか?
お食い初めは儀式の順番には注意したいところですが、赤ちゃんの健康と幸せを願うことが一番ですから、それぞれのご家庭でオリジナリティあふれるお祝いにできるといいですね。
男の子のお食い初めお祝い当日の衣装はどうする?
「お食い初めの時の衣装はどうしよう?」と考えている方もいらっしゃるのでは?
お祝いの席における赤ちゃんの正装や、その他のスタイルについてご紹介します!
お食い初めの正式な服装は「色付きの小袖」
赤ちゃんの衣装に決まりはありませんが、お食い初めをはじめとしたお祝いの席で赤ちゃんが着る服は「色付きの小袖」が一般的。
古から伝わる儀式を日本の伝統衣装である小袖でお祝いするのも素敵です。
小袖は着物の原型とも言われ、はじまりは平安時代頃と伝えられており、袖の幅が狭く短めなカタチが特徴。
お食い初めと一緒にお色直し式をする場合は、小袖を選びたいですね。
小袖はレンタルが可能ですし、いずれ迎える七五三・お祝いの席・パーティーなどにも利用でるので、購入する方もいらっしゃいます。
近年はいろいろなスタイルに変化
伝統を重んじるなら小袖ですが、最近ではこだわらずにお食い初めのお祝いをする方も。
カバーオールタイプなら、小袖・袴・タキシード・フォーマル系など洋装・和装とバリエーション豊富で、一つ購入しておけば結婚式などお祝い事で活用できるので便利ですね。
カバーオールはロンパースと違って生地に厚みがありますから、赤ちゃんを冷えから守ってくれるでしょう。
ご自宅でお食い初めをする場合は、普段着という方も。
着替えやオムツ交換などお世話に時間かける心配がありませんが、華やかなお祝いの席ですからデザイン性のあるスタイを身に着けてあげるという手もあります。
どちらのスタイルを選ぶにしても、主役の赤ちゃんのご機嫌を損なってしまってはお祝いが台無しですから、形式にこだわらず締め付けの少ないリラックスできるものを選んであげたいですね。
お食い初めのプレゼントはなにを贈る?
お食い初めに呼ばれたけれど、参加できないという方もいらっしゃるのでは?
お祝いの気持ちをプレゼントのカタチにして伝えるのも素敵ですね。
ここでは、男の子に贈るプレゼントの選び方をご紹介します。
生後100日頃に贈るアイテムは男の子・女の子とも、使う頻度が高いものが人気です。
「スタイ」「ベビー服」「タオル・おくるみ」は汚れやすく何枚あっても困らないものですし、「スリーパー」なら動きが活発な男の子を冷えから守ってくれます。
また、成長が著しい時期に「ラトル」「ベビージム」などの知育グッズもおすすめ。
さらに、これから離乳食をむかえる赤ちゃんに「食器セット」をプレゼントすると、パパやママが準備せずにすむので喜ばれるでしょう。
プレゼント選びに迷う方は「ベビー用カタログギフト」という手もありますね。
男の子のベビー服は、女の子にくらべるとフリルやレースなどのデザインのバリエーションが限られますから「少しクオリティの高いもの」「一目で男の子用と分かるようなアクセントがついたもの」など選ぶと喜ばれそうですね。
カラーは青・グリーン系や白・ベージュ・グレーなどの色が好まれています。
レストランやご自宅で。中納言の味をお楽しみください。
中納言は、皆様のスタイルに合わせたお食い初めメニューをお届けいたします。
ご自宅でお楽しみいただける通販商品やお弁当。レストランのお店でご注文いただける『お食い初め膳』。
皆様のご都合に合わせてお選びいただけます。
ラグジュアリーな空間でお祝いする中納言レストランの「お食い初め膳」
中納言レストランでは「鯛の尾頭付き・すまし汁・赤飯・煮物」の4品に加えて「歯固め石」「祝箸」などお食い初めに必要なアイテムをすべて取り揃えて、皆様をお迎えいたします。
お食い初めの儀式の進行は多くのお祝いをお手伝いしてきたスタッフがお手伝いし、和やかに式が進むようおもてなし。
安心して儀式やお料理をお楽しみくださいませ。
お祝いに列席の皆様は、中納言自慢の伊勢海老料理をご堪能下さい。
伊勢海老はお祝いの席に華やかさ・豪華さを添えるだけではなく、その姿から長寿祈願・健康成長祈願・魔除けなどの象徴とされ、縁起の良い食材としてもおすすめです。
ハレの日にふさわしい伊勢海老をメインにしたお料理で、数々の笑顔を見守ってきた「活伊勢海老料理中納言」が、皆様の一生に一度の思い出作りをお手伝いいたします。
中納言のレストランでのお食い初め祝いは、心を込めておもてなしの準備をいたしますので、7日前までのご予約をお願いしております。
なお、お食い初め膳以外のメニューは別途ご注文いただいておりますので、ご予約時にお申しつけいただくと、ご提供までの時間が少なくて済みます。
賑やかにご自宅でお祝いする「お食い初め重」「お食い初め弁当」
- 全国の皆様に中納言が生み出す美味しさをお届けする「お食い初め重」
中納言のお食い初め重は儀式に必要なお料理はしっかり押さえつつ、数々の縁起の良い食材をふんだんに盛り込み「宴(うたげ)」「雅(みやび)」「慶び(よろこび)」の3種類をお重にしつらえました。
歯固めの儀式に必要な「歯固め石」もセットにしてお届けいたします。
伊勢海老や鮑で華やかさを演出したお重や、厳選した素材からつくられ一汁三菜を基本にしたお重など、ご家庭のスタイルに合わせたお料理がお食い初め祝いに華を添えます
伊勢海老料理をもっとご堪能いただきたく、オンライン通販サイトでは中納言の職人が丁寧に仕上げた中納言厨房の「伊勢海老の姿蒸し」「伊勢海老の和み焼」など、多彩な味をラインナップ。
ご自宅に贅沢な時間をお届けいたします。
「中納言厨房」のお料理はご注文いただいてから発送まで、4~5日のお時間をいただいております。
- 阪神地域の皆様に安心の優しい美味しさをお届けする「お食い初め弁当」
中納言の職人が紡ぎ出す至福のお食い初め弁当は、天然調味料のみを使用し優しい味わいに仕上げております。
お食い初め祝いに欠かせない「赤飯・蛸旨煮・海老・ふたみ蛤・たらこ砧巻・紅白かまぼこ・昆布巻き・穴子組紐焼・生麩黒豆・いくら・南京・小芋・きぬさや・人参」をお弁当にまとめました。
さらに、3種類のサイズから選べる松葉・紅白の敷き紙・水引・尾飾り付きの「祝い鯛」と、職人が丹精込めた味をそのまま閉じ込めた「お吸い物」のオプションもございます。
内祝いや返礼品に中納言ギフトをどうぞ
お祝いへの感謝の気持ちを「中納言のギフト」で伝えてみませんか?
内祝いやお返しにバリエーション豊富な「中納言のオンライン通販サイト」のおすすめの品をご紹介します。
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伊勢海老の濃縮した旨味を感じられる「伊勢海老スープとカレー」のセットや、つかの間の時間に口福(こうふく)を感じさせる「伊勢海老おかき」、30年以上愛され続ける人気商品の「味噌ドレッシング」、伊勢海老の滋味を閉じ込めた「えび塩」など、贈られた方を笑顔にする品をセットにしてお届けしいたします。
- 伊勢海老
創業72年の確かな目利きから選ばれた伊勢海老は、五感で味わえる逸品です。
伊勢海老の美味しさを知り尽くした職人が旨味を引き出す調理をほどこし、ご家庭にお届けします。
ほかにも、歴史と伝統を感じられる極みの品をご用意。
ぜひ「中納言のオンライン通販サイト」からご確認くださいませ。
中納言がハレの日の笑顔を「美味しい」で彩ります。
至福のお料理の美味しさは、ハレの日をもっと笑顔にする最高の調味料です。
創業から72年、中納言は誕生日・記念日をはじめとした数々のお祝いで皆様の笑顔に寄り添い続けてきました。
至高の食材と仕事に真摯に向き合う職人から紡ぎ出されるお料理に、行き届いたおもてなしで演出する、ワンランク上の贅沢なひと時をお過ごしください。