【お食い初め】お祝いの必須メニューはコレ!基礎知識や簡単にお祝いする方法をご紹介します。

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お食い初めは生後100日目に迎える一生に一度のお祝いです。

「お食い初めは何を準備すればいい?」
「お食い初めはどこでお祝いするの?」

初めてお食い初めをお祝いする方は、さまざまな疑問から情報を検索されているのではないでしょうか?
家族の大切な思い出の1日になるように、心を込めて準備を進めたいですね。

この記事では、お食い初めのやり方や内容と用意する献立などの基礎知識と、お食い初めをお祝いする場所や相場について解説しますので参考になれば幸いです。
また、スタイルに合わせて簡単にお祝いできる「中納言のお食い初め」もご紹介します。


創業昭和25年の活 伊勢海老料理中納言は、
日本の伝統的なお食い初めの儀式を手軽に レストランで、ご自宅でご利用いただけます。
レストランでお食い初めの儀式任せたい方は>>
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お食い初めの献立には何を用意する?

お食い初めの献立には何を用意する?

お食い初めは、食べ物に関連したお祝いで用意する料理が決まっています。

お食い初めに必要な料理は3品

お食い初めに必要な料理は「ご飯・汁物・焼き魚」の3品です。

3品には一般的に「赤飯・はまぐりのお吸い物・尾頭付きの鯛の塩焼き」が使われます。
お祝いする時期によっては店頭に並ばない食材もありますから、季節ごとの旬の食材を利用するのもおすすめです。

お食い初めを「一汁三菜」でお祝いらしい献立に

お食い初めは「ご飯・汁物・焼き魚」の3品があればお祝いできますが、お祝いの事にふさわしい献立として「一汁三菜」が広く使われています。
一汁三菜は、日本料理の素とも言われ儀式的な意味を持つ「本膳料理(ほんぜんりょうり)」を起源にしています。

基本の一汁三菜は「汁物と主菜・副菜2点」か「汁物と副菜1点と副副菜1点」の献立です。
お食い初めでは「ご飯・吸い物・煮物・焼き魚」の献立と「香の物(漬物)」か「なます」のどちらかを加えた5品を用意します。

一汁三菜は、タンパク質・炭水化物・脂質・ビタミン・ミネラルの5大栄養素を含んだバランスのいい献立ですから、日頃の食事にも取り入れていきたいですね。

お祝いにふさわしい漆器の膳の並べ方

お食い初めの食器は、お祝いにふさわしい漆器で作られた「飯椀・汁椀・平椀・つぼ椀・高坪(たかつき)・平皿」を使用します。
漆器の色は男女で異なり、男の子は内側と外側の両方が朱塗り、女の子は内側が朱塗りで外側が黒塗りを使用します。

お膳の配置とそれぞれのお椀に盛り付ける料理は以下の通りです。

  • 飯椀(赤飯)…お膳の左手前
  • 汁椀(吸い物)…お膳の右手前
  • 平椀(煮物)…お膳の左奥
  • 壺椀(香の物/なます)…お膳の右奥
  • 高坏(歯固め石/梅干し)…お膳の真ん中
  • 平皿(焼き魚)…お膳の外
  • 祝箸…お膳の一番手前・右側に持ち手がくるよう配置

お膳が一の膳と二の膳に分かれている場合は、二の膳に平皿に盛った焼き魚を置きますが、お膳が1つの場合はお膳の外や別に盛り付けます。

昔からお祝いや儀式では左側を優先する「左上右下(さじょううげ)」の伝統があり、お膳では神聖な食べ物とされるご飯を左手前に並べます。
また、尾頭付きの焼き魚もお皿に盛り付ける時は、頭が左になるようにしましょう。

最近ではお祝いの後も食器を使えるよう、離乳食に使うベビー用の食器や、木製・陶器などを準備する方もいます。
基本の並べ方を知っておくとお膳が揃えられなくても、ベビー用の食器を使ってお祝いらしく並べられますね。

一汁三菜はお食い初めに必須のメニューではありませんが「ご飯・汁物・焼き魚」の3品は儀式に使用するので押さえておきましょう。

お食い初めの食材に込められた意味

お食い初めの食材に込められた意味

お食い初めには、栄養が豊富で縁起が良い食材が多く使われています。
それぞれの食材には、どのような願いが込められているのでしょうか?

  • 長生きする魚の鯛は長寿の意味があり、身が白く姿が赤いことや「めでたい」という語呂合わせからお祝いの席でよく使用します。

  • タコ
  • タコは吸盤が綺麗に並んでいる姿を歯になぞらえて「歯固め石」に利用したり、当て字で「多幸」と書くことから縁起物として使用されます。

  • 大根
  • 大根は土に根を張り成長することから、住んでいる土地や人生での基盤が安定するようにとの願いが込められています。
    大根の白色は単色の場合「死」をイメージさせるので避けられ、人参と一緒にして紅白の組み合わせで使用します。

  • 人参
  • 人参は飾り切りで松や梅の花など縁起の良い形にしたり、大根と一緒にして「紅白なます」で使用します。

  • はまぐり
  • はまぐりは二枚貝であり他の貝殻とはぴったり重ならないことから、良い伴侶に恵まれるよう良縁祈願の願いが込められています。

  • 小豆・ささげ豆
  • 小豆・ささげ豆は赤飯を作る際に、もち米を赤色に染めるのに使用します。
    赤色には魔除けや邪気払いの力が宿るとされており、神社をはじめとした神聖な場所に使われる色でお祝いの席でもよく使用されます。

先人が食材に込めたさまざまな願いや思いを、お食い初めを通して大切に受け継いでいきたいですね。

お食い初めの料理の相場は?大人はお祝いに何を食べる?

お食い初めの料理の相場は?大人はお祝いに何を食べる?

お食い初めのお祝いでは、参加者の食事はどうすれば良いのでしょうか。
ここでは、お食い初めに用意する料理の相場と参加者の食事について解説します。

お食い初め料理の相場

お食い初め料理の費用はどこでお祝いするかで変わりますが、一般的な価格帯は以下の通りです。

  • 自宅でのお食い初め
  • 自宅でのお祝いは3,000〜5,000円で、儀式用の料理と参加者の食事が一緒になったセットやお重は20,000円以内が目安です。

  • レストラン・料亭・ホテルなど外でのお食い初め
  • 外でのお食い初めは5,000円前後が目安となり、サービス内容や個室利用により金額差あります。

お食い初めでの大人の献立に決まりはない

お食い初めのお祝いについて検索されている方の中には「大人は何を食べるの?」と悩まれる方も多いようです。

お食い初めは赤ちゃんのお祝いなので、お祝いに参加する人の食事に決まりはありません。
パパやママだけでのお祝いなら簡単に済ませることも可能ですが、招待客がいる場合は食事を用意するのがマナーと言われています。

自宅でのお食い初めは1人5,000〜10,000円、レストラン・料亭・ホテルなど外でのお食い初めは1人6,000〜20,000円の価格帯が一つの目安です。

自宅でのお祝いは、1人ずつの仕出し弁当やみんなで食べられるようにオードブルセット・お寿司などお祝いらしいメニューを用意する方もいます。
育児や家事に忙しい中でお食い初めの準備を進めるのは大変ですから、お祝いの規模に合わせてお祝い場所を決めるのも一案です。

押さえておきたいお食い初めの基礎知識

押さえておきたいお食い初めの基礎知識

百日祝い(ももかいわい)とも呼ばれるお食い初めは、平安時代の宮中行事が由来と言われる歴史ある日本の伝統行事です。
お食い初めとはどのようなお祝いなのでしょうか。

生後100日目に行うお食い初めに込められた願い

お食い初めのお祝いは「お食い初めの儀式」と「歯固めの儀式」を一緒に行います。
お食い初めの儀式には「健やかに成長しますように」「食べ物に困りませんように」、歯固めの儀式には「丈夫な歯が生えますように」「固い食べ物が食べられるまで丈夫に育ちますように」など、それぞれの儀式に赤ちゃんの幸せと健康への願いが込められています。

お食い初めは生後100日前後を境にお祝いするのが一般的ですが、「食い延ばし(くいのばし)」と言って110日目~120日目に先延ばしすることで、長寿祈願の意味を込めている地域もあります。

お食い初めの日程は、パパ・ママの会社のスケジュールや体調の変化でちょうど100日頃にお祝いするのが難しいこともありますね。
最近では都合がつきやすい土日祝や、縁起の良い日にちに合わせて日程を調整する方もいます。

お食い初めのやり方と内容

お食い初めの儀式のやり方と内容

お食い初めは、最初にお食い初め料理の「赤飯・吸い物・焼き魚」を使い、お食い初めの儀式を行います。

以下の順番で、養い親が赤ちゃんの口元に食べ物を運び食べる真似をさせます。

  • 1.赤飯
  • 2.吸い物
  • 3.赤飯
  • 4.焼き魚
  • 5.赤飯
  • 6.吸い物

1~6の流れを基本の1回として、3回繰り返します。
お食い初めの頃は、赤ちゃんの飲み込む機能が育っていない時期なので実際に食べ物を口の中に入れないようにしましょう。

歯固めの儀式のやり方

お食い初めの儀式に続いて「歯固めの儀式」を行います。

養い親が箸先で歯固め石に触れ「丈夫な歯が生えるように」と願いながら、箸先を赤ちゃんの歯茎に1回当てます。

箸先を歯茎に当てる時は、力を入れすぎないようにしましょう。

以上がお食い初めの儀式と歯固めの儀式の流れです。
せっかくお祝いするなら、儀式の流れや順番は間違えないようにしたいですね。

養い親は誰がする?

お食い初めのお祝いで赤ちゃんに食べ物を食べさせる人を「養い親」と呼び、赤ちゃんと同性の年長者が役目をします。
昔は両親の兄弟や親戚を招待して盛大にお祝いしていたため大勢の中から選んでいましたが、最近ではお祝いも小規模になり祖父母や両親が役目をすることが多いようです。

お食い初めは古くから伝わる行事なので堅苦しく考えがちですが、まずは赤ちゃんの健康と幸せを願う気持ちを大切にしたいですね。

お食い初めに欠かせない小物と揃えておきたい3つのアイテム

お食い初めに欠かせない小物と揃えておきたい3つのアイテム

お食い初めは、料理や食器以外にも用意しておきたい品があります。

歯固め石

歯固め石は、歯固めの儀式に使う小物です。
石の形・種類・数に決まりはなく、大きな石なら1つで小石なら2~3つ程度を用意するのが一般的です。
また、タコや梅干しなどの食材を石の代わりに使用する地域もあります。

祝箸

祝箸は、折れにくい白木から作られた箸の両端が細く削られているお箸です。
箸の片方を神様に使ってもらいご加護を得る意味があり、お正月やお祝いの席などで使われます。

衣装

お食い初めの服装に決まりはありませんが、お祝い事での赤ちゃんの正装は「色付きの小袖」です。
最近では着心地の良い小袖タイプやタキシード型のロンパース、ベビードレスなどを着せる方もいます。

歯固め石や祝箸の入手方法は購入の他に、お食い初め料理とセットになった商品を注文する方法もあります。
また、お祝い用の衣装はレンタル商品もありますが、購入しておくと結婚式やパーティーなどイベントに参加する時にも使えますよ。

お食い初めを手軽にお祝いする方法と注意点

お食い初めを手軽にお祝いする方法と注意点

お宮参りが終わってホッとしたのも束の間、忙しい中でのお食い初めの準備は負担に感じることもあるのではないでしょうか。
「お食い初めの準備や調理に時間をかけたくない」とお考えの方は、宅配や通販のお食い初め商品、ホテルやレストランのお食い初めプランを利用する方法があります。

宅配や通販商品の種類と注意点

宅配や通販のお食い初め商品は、さまざまな組み合わせが販売されています。

  • お食い初めの料理とお祝い後の食事が一緒になったセット
  • 料理に加えて食器・歯固め石・祝箸などがセットになった商品もあります。

  • お食い初めの儀式に使う料理のみのセット
  • 儀式に必要な「赤飯・吸い物・鯛の塩焼き」の3品の商品で、歯固め石や祝箸がセットになった商品もあります。

  • 鯛の塩焼きの単品
  • お食い初めをはじめ、お祝い事全般に使用できる商品です。

宅配や通販商品は自宅でのお食い初めを簡単にお祝いできますが、全てを手作りする場合に比べると割高です。
また、ネット予約が一般的なのでお祝い当日に商品が届かなかったり、配達時に商品が破損したりする可能性があります。

「お吸い物だけを作る」というように、簡単な料理を手作りして他の料理を注文する方法もあります。

ホテルやレストランを利用するメリットと注意点

外でお食い初めのお祝いができる場所は、ホテル・レストラン・料亭などさまざまです。
ホテルやレストランでのお食い初めは、料理や食器をはじめとしたアイテムの準備が不要で、儀式の進行をお店に任せられるメリットがあります。
また、育児や家事に忙しいパパやママが久しぶりに外食できる機会にもなりますね。

しかし、人気の店は大安・友引や土日祝の予約が埋まりやすく、個室のある店は部屋数に限りがあるため早めの予約が必要です。
また、寒い時期の外出や公共交通機関での移動は、赤ちゃんやママの体調に影響する場合もありますから注意したいですね。

お食い初めを手作りでお祝いするか、お食い初めの商品やメニューを利用するかは、お祝いの参加者や規模によっても変わります。
最初に参加者の確認や日程調整からはじめると、後の準備が進めやすいですよ。

ハレの日に華やかな料理でお祝いを!中納言のお食い初め3選

ハレの日に華やかな料理でお祝いを!中納言のお食い初め3選

活伊勢海老料理専門店「中納言」は、創業より料理を通じて多くの方々のお祝いを見守り続けてまいりました。
卓越した手業から生み出される味と安らぎのおもてなしで、皆様のハレの日をお手伝いいたします。

老舗の味をご家庭に「お食い初め重」

全国の皆様にお届けする「お食い初め重」は、お食い初めの料理とお祝い後の食事が一緒になったセットです。
素材の旨味を香り高く仕上げた二段重や、伊勢海老・鮑を使い贅沢さを五感で堪能できる三段重など趣向を変えた3種類の商品をご用意しております。

「お食い初め重」は、歯固め石や祝箸と手順を記載した「お食い初めの式次第」もセットにしておりますので、ご自宅でのお食い初めを準備いらずで簡単にお祝いできます。
中納言の「お食い初め重」は、食器のご準備がなくてもお重をそのままお膳代わりにお使いいただけます。

優しい味わいが口に広がる「宅配のお食い初め膳」

関西の阪神エリアの皆様にお届けする「宅配のお食い初め膳」は、一汁三菜をベースに天然調味料のみを使ったお弁当です。
素材本来の旨味を引き出し、上品な味わいに仕上げた赤飯や炊き合わせなどの料理に、歯固め石をセットしております。

オプションで3サイズから選べる鯛飾りが付いた「祝鯛」や、中納言レストランの味をそのままパックした絶品の「お吸い物」を一緒にご注文いただくと、お食い初めの用意が整います。

中納言の宅配は、他にも6種類のお料理から自由な組み合わせでご注文いただける「オードブル4品セット」や、伊勢海老を3種類の調理法で仕上げた味の違いが楽しい「仕出し弁当」などお子様から大人の方まで楽しめるメニューを取り揃えております。

伝統の味とおもてなしでお食い初めをお手伝いする「中納言レストランのお食い初め膳」

「中納言レストランのお食い初め膳」は「鯛の尾頭付き・すまし汁・赤飯・煮物」の一汁三菜をベースにした4品です。

お膳には、素材の旨味をしっかり感じられる野菜の煮物とすまし汁に、粒立つように炊き上げた赤飯や、はじかみを飾り付けした鯛が並びます。
歯固め石を一緒にセッティングし、お食い初めの儀式から歯固めの儀式へスムーズに移れます。

中納言レストランでのお食い初めは、数多くの方々のハレの日をお手伝いしてきたスタッフが儀式の進行をいたしますので、安心して儀式に臨んでいただけます。

お祝い後は楽しい宴を心ゆくまでお楽しみください。
人気メニューの「伊勢海老の活造り」「伊勢海老のサラダ、中納言風」に季節の食材をふんだんに盛り込んだコースや定食など、至福のひと時を過ごせる料理をご用意しております。

中納言レストランでは記念写真サービスをはじめとしたオリジナルのおもてなしをご案内しております。
また、全店舗無料で個室がご利用いただけますのでご予約時にお申し付けください。

お子様の幸多き人生の節目を中納言がお手伝い

お子様の幸多き人生の節目を中納言がお手伝い

お食い初めに必要な料理は「ご飯・汁物・焼き魚」の3品を揃えばお祝いできますが、一生に一度のお祝いなので「ご飯・吸い物・煮物・焼き魚」の献立と「香の物(漬物)」か「なます」のどちらかを加えた5品をしっかり揃えてお祝いしたいと思う方も多いのではないでしょうか。
用意する料理やアイテムをリストにしてチェックしながら進めると安心ですよ。
また、パパやママだけで準備するのではなく、他の方の力を借りてみんなでお祝いをつくり上げていくのも一考です。

中納言は、お食い初めをはじめ七五三・入園式・入学式などお子様のこれから迎えるハレの日が、笑顔あふれる一日になるようお力添えいたします。